母の死を乗り越えた経験と訪問看護への道

はじめまして、終末期ケア専門士の山口です。

ここでは50人以上の在宅看取りをした経験から、学んだことやヒントなどお伝えしていきます!

今回お伝えするのは、

「母の死を乗り越えた経験と訪問看護への道」です。 

私自身、母の死を通じて、深い悲しみと喪失感を経験しました。

母の死の前後では、動悸や不眠に悩まされ、涙が止まらず「どうすればよかったのか」と自問自答をする日々を過ごしました。

母の葬儀後、仕事に復帰してからは、忙しさに身を投じることで一時的に気を紛らわせていましたが、母がこの世にいない現実に直面するたびに辛さが増したことを今でも覚えています。

しかし、たくさんの方の支えや時間の経過とともに、「自分に何かできることがあったのではないか」と考えたことを覚えています。

その結果考えたことは、まず初めに、母が残した着物を着るために着付け教室へ通い、また、病院での治療後に病気を抱えながら自宅で過ごす方法を模索する中で、訪問看護師という道を選びました。

訪問看護師として在宅看取りを経験し、ご家族が大切な人を看取る覚悟やその大変さを間近で感じるようになりました。その中で、できる限りのサポートをしたいという思いが強くなり、グリーフケアの重要性にも気づきました。そして何より、私自身が死と向き合い、徐々に受け入れることができたと感じています。

この経験を活かし、単に辛いだけの看取りではなく、後悔のない最期を迎えられるよう、これからもサポートしていきたいと思っています。

悲嘆の乗り越え方は人それぞれですが、あなた自身や身近な人が悲嘆に直面したとき、今回の内容が少しでもお役に立てれば幸いです。

〜まとめ〜

悲嘆反応は、誰にでも起こる自然なもの。

「悲しみを早く克服しなければ」と無理をする必要はない。

自分のペースで向き合いながら、必要に応じて家族や専門家のサポートを受けることも大切。

この度は、ブログを読んでいただきありがとうございます!
もし記事が参考になったり、共感していただけたら、ぜひ『いいね』やコメントで教えてもらえると嬉しいです。
皆さんの声が励みになりますので、よろしくお願いします!