こんにちは。終末期ケア専門士の山口です。
これまで50人以上の在宅看取りに携わった経験から、
「終末期ケア・リハビリにおける心得」をお伝えします。
まず初めに
本当のやさしさとは
介護現場では、「転倒が怖い」「時間がない」などの理由から、
自立を奪ってしまう支援が行われることがある。
だけど、本当のやさしさとは、
「できることを信じて見守り、必要なときに支えること」ではないかと思う。
さっそく、
【終末期ケア・リハビリにおける心得】
・介護者側ができることを奪わない
・できないことをできるように支援する
・一方的に自由を奪わない
これは、私自身を含め、介護に関わるすべての人に大切にしてほしい心得!
「自分は、できることを奪っていないか?
できるように支援できているか?」
その問いを日々のケアの中で自問自答し続けることが、
私たちの視野を広げ、学びを深め、
物事を多角的に捉える力につながるのではないかと思う。
もしかしたら、そうした積み重ねの中で、
これまでとは違う世界や価値観に出会えるかもしれない。
また、リハビリは、誰にでもできる“本当のやさしさ”の形かもしれない。
まとめ:最期までその人らしく、生ききるために
終末期ケア・リハビリにおいて大切なのは、
「延命」や「回復」を目的とするだけでなく、
「その人がその人らしく、最期まで尊厳をもって過ごせるよう支えること」だと思う。
生活の質(QOL)を支え、不安や痛みを和らげ、
心身ともに穏やかな最期を迎えるために、今こそリハビリの力が求められている。
次回は、「コミニケーションを支えるケアとは?」をお伝えします。
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