今回お伝えするには、「むくみ(浮腫)への対処法」です。
こんにちは。終末期ケア専門士・訪問看護師の山口です。
ここでは50人以上の在宅看取りをした経験から、学んだことやヒントなどをお伝えしていきます!
今回お伝えするには、「むくみ(浮腫)への対処法」です。
「足がパンパンにむくんでだるい…」「手がパンパンになって動かしづらい」
そんなつらい“むくみ(浮腫)”は、見た目の変化だけでなく、日常生活の不快感や気持ちの落ち込みにつながることもある。
このブログでは、むくみの原因や種類を、専門用語をできるだけ避けて、わかりやすくご紹介します。
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浮腫(むくみ)とは?
浮腫(ふしゅ)=むくみとは、体の中の余分な水分が皮ふの下にたまり、腫れたようになる状態になることを言う。
よく現れる部位は、以下のとおりです:
• 足(特に足首やすね)
• 手
• 顔(まぶたなど)
むくんでいると、以下のような症状が出ることがある。
• 重だるさ
• しめつけ感
• 動かしづらさ
• 皮膚のつっぱりや違和感
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むくみの主な原因|よくある3つのパターン
むくみは、体の中のバランスがくずれることで起こる。
1. 心臓や腎臓の働きが弱くなっている
心不全・腎不全などで水分や血液を全身にうまく送れないと、むくみが出やすい。
2. 栄養不足やたんぱく質の低下
たんぱく質は、血管の中に水分をとどめる役割がある。
以下のような場合、水分が外にしみ出し、むくみやすくなる。
• 食事がとれない
• 肝臓や腎臓の病気
• がんなどの慢性疾患
3. リンパの流れが悪くなっている(リンパ浮腫)
がんの手術や放射線治療、けがなどが原因で、リンパの流れがさまたげられると、片側の腕や脚が大きくむくむことがある。
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むくみはどんなふうに現れる?
• 左右両方が同じようにむくむ
→ 全身の機能の影響(心臓・腎臓・栄養など)
• 片側だけむくむ
→ 血管やリンパの流れのトラブル(血栓・がん・リンパ浮腫)
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終末期(人生の最終段階)におけるむくみ
身体が弱ってくると、食事や水分がとりにくくなることがある。
このとき、むやみに点滴(輸液)を増やすと、かえってむくみが強くなったり、息苦しさにつながることもある。
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▼次回予告
つらい「むくみ(浮腫)」への対処法|セルフチェックと自宅でできるケアを解説
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