安心な終末期ケアと環境の関係
はじめまして、終末期ケア専門士の山口です。
このブログでは50人以上の在宅看取りをした経験から、学んだことやヒントなどをお伝えしていきます!
今回お伝えするのは
「なぜ終末期ケアで環境づくりが大切なのか?」です。
終末期ケアにおいて、多くの人が「安心して最期を迎えられることが大切」だと考えている。
しかし、「安心」とは具体的にどのようなことなのでしょうか?
安心の感じ方は人それぞれ違う。
例えば、
• 「医療体制が整っていると安心できる」
• 「住み慣れた家で家族と一緒に過ごしたい」
このように、安心を感じるための条件は人によって異なる。
もし本人の希望とは違うケアが行われたらどうなるだろうか?
不安や不快感が生まれ、場合によっては医療への不信感につながることもある。
また、「家族とゆっくり最期を過ごしたかったのに、それができなかった」と後悔が残ることも少なくない。
だからこそ、医療者が本人や家族の希望をしっかり把握し、的確なケアを提供することが重要だと思う。
そうすることで信頼関係が生まれ、安心して最期の時間を過ごせる環境を整えることができる。
つまり、終末期ケアにおける「安心」とは、
・本人の希望に沿ったケアが受けられること
・医療者との信頼関係が築けていること
・心身ともに穏やかに過ごせる環境であること
これらの要素が満たされることで、人は安心して最期を迎える準備ができると考える。
〜まとめ〜
終末期ケアで環境つくりをするのは
初めの一歩