在宅での終末期ケア: 症状緩和のアプローチ
はじめまして、終末期ケア専門士の山口です。
このブログでは50人以上の在宅看取りをした経験から、学んだことやヒントなどお伝えしていきます。
今回お伝えするのは
「在宅での終末期ケア: 症状緩和のアプローチ」〜痛みを和らげる一般的な方法〜です。
症状を和らげるための一般的な方法をいくつかご紹介。
・薬による治療:
痛み止めや炎症を抑える薬、不安を和らげる薬など、症状に合わせて適切な薬を使う。
・薬を使わない治療:
マッサージ、温かいタオルで温める、リラックスできる音楽を聴くなど、薬に頼らない方法もある。
・心のケア:
不安な気持ちや孤独感を和らげるために、カウンセリングを受けたり、家族と過ごす時間を大切にする。
・生活環境の調整:
楽な姿勢で過ごせるように、ベッドやクッション、タオルなどを使って体の位置を調整。
部屋の温度や照明、日光浴など、生活環境を快適にすること。
つまり、終末期ケアにおける「症状を和らげる」とは、
・患者(ご利用者)様の生活の質(QOL)を良くするためにとても重要
・患者(ご利用者)様一人ひとりに合った緩和ケアの方法を何個も見つけること
これらの要素が徐々に満たされることで、症状が楽になったと思い安心できると思えるようになる。
明日は、痛みや倦怠感が強い状態では、精神面にも影響を及ぼすことをお伝えします。