グリーフや悲嘆反応の乗り越え方をわかりやすく解説!
はじめまして、終末期ケア専門士の山口です。
このブログでは50人以上の在宅看取りをした経験から、学んだことやヒントなどお伝えしていきます!
今回お伝えするのは、
「グリーフや悲嘆反応の乗り越え方!」です。
まず、悲嘆反応には大きく分けて4種類ある。
①感情反応 ②身体的反応 ③認知的反応 ④行動的反応
①〜④それぞれの主な症状と対処法をお伝えします。
① 感情的反応をすると
喪失によって生じる悲しみや怒り、不安、罪悪感などの感情的な変化をもたらす
主な症状:
• 深い悲しみや涙が止まらない
• 亡くなった人に対する後悔や罪悪感
• 怒りや苛立ち(「どうしてこんなことに?」という気持ち)
対処法:
自分の感情を否定せず、信頼できる人に話すことで気持ちが整理されやすくなる
② 身体的反応をすると
心の悲しみが体にも影響を及ぼすことがある
主な症状:
• 体のだるさや疲れやすさ
• 食欲不振や過食
• 頭痛や動悸、不眠
対処法:
無理をせずに、休む時は休み、バランスの取れた食事や軽い運動を心がけることで、体調を整えやすくなる
③ 認知的反応すると
思考や記憶、判断力に影響を与えることがある
主な症状:
• 現実感がなくなる(「まるで夢のようだ」と感じる)
• 集中力が低下し、仕事や日常生活に支障が出る
• 亡くなった人の気配を感じることがある
対処法:
無理に「元の状態に戻らなければ」と焦らず、自分のペースで過ごすことが大切
④ 行動的反応すると
日常の行動や習慣に変化が現れることがある
主な症状:
• 人と会うのが億劫になる(社会的な引きこもり)
• 逆に忙しく予定を入れすぎる(悲しみを紛らわせようとする)
• 故人に関するものを捨てられない、またはすぐに手放してしまう
対処法:
少しずつ日常生活のリズムを取り戻すことを意識し、無理をしないことが大切
また、忘れることも必要になる
明日は、私自身の体験をお伝えします。
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