せん妄症状とは、突然意識が混乱し、注意力や判断力が低下する状態のこと。
高齢者や入院中の方、終末期を迎えた方に多く見られる症状。
せん妄症状は、なぜ起きるの?
• 身体の病気(感染症、脱水など)
• 薬の副作用
• 環境の変化(入院・施設入所など)
特に高齢の方は、慣れない場所や入院生活に適応できずに、せん妄が起きることがある。
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■ せん妄症状が起こる時の主なサイン
• 突然、話がかみ合わなくなる
• 人や場所、時間がわからなくなる(見当識障害)
• 幻覚(見えないものが見える)や妄想を語る
• 急に怒ったり、興奮する
• 昼夜が逆転する、眠れなくなる
特徴
• 急に起こる(数時間〜数日以内)
• 夜間に悪化しやすい
・ 一過性の症状(認知症とは違い、元に戻ることがある)
■ せん妄の種類(3タイプ)
種類 | 特徴 |
過活動型 | 興奮、不穏、暴言、徘徊など、行動が目立つタイプ |
低活動型 | ぼんやりして反応が鈍い、口数が減る、眠そう |
混合型 | 興奮と低活動が交互に現れる |
※特に「低活動型」せん妄は気づかれにくく、見逃されやすいので注意が必要!
■ 終末期のせん妄
がんの末期や高齢者が亡くなる前の時期(終末期)には、70%以上の方がせん妄を経験するとも言われている。
「年のせいだから仕方ない」と思われがちだが、原因を見直すことで症状が改善することもある!
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▼次回予告
せん妄の原因とは?家族ができる対処法をわかりやすく解説
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